期待を超えて期待に応えた「閃光のハサウェイ」 20210620



流行病のせいで度重なる公開延期となっていた
「閃光のハサウェイ」遂に観てきました。
6月11日(金)公開で
ネタバレなしでちらちらかなり評判がいい噂は聞いてましたが、
掛け値なしで期待以上でした。
小説版を読んだ事がなく、
映像作品として描かれた事と
どれほど違っているのかがわからないので、
あくまで表面的な事として。
まず一番はZガンダム以降必ず一人はいる
ガンダム世界お約束のエキセントリックな女性キャラへの
各男性陣の対応が大人!!!
逆シャアの時はクエスに翻弄されっぱなしで、
若さゆえの過ちおかしまくりだった、
ハサウェイも30代となり、多少の予定変更は
あったとはいえ、終始大人の対応。
これが観ていてとても気持ちがいい!!!
現実世界では「50歳と14歳が合意のもとの性交で捕まるのはおかしい」
となにかがおかしいではなく全てがおかしいだろ!!!
という政治屋さんがいましたが、
ガンダムにかぎらず、日本独特の10代の少年少女が世界を救う事に
違和感をもたない世界感ならではなのかもしれませんが、
普通に考えて30才の大人が15才(日本でいえば中学生)の少女に
翻弄されるなんてちょっとリアリティないですもん。
その他の女性キャラの立ち位置、セリフ回し
なんの違和感もなくすーーーと入ってくる。
富野ワールド作品としては初かも。
今回観て映画として最後まで観てから
小説読む事決めたので、
原作通りにやったらこうなったのか、
すーーーーと入るように製作陣がその辺腐心したのかは、
まだわかりませんが、三部作の第一話として
ここまで自然であれば今後も期待大です。
2番目はガンダムが現実世界にあったら
こう見えるし、こうだろうというのと、
アニメとしてこうあって欲しいという個人的な期待
に対して、
映像と音が凄まじく高い次元で融合して
「そうそうこれだよ!これ!!」
うーんボキャブラリーと文章力の問題で
うまく伝えられないですが、
1作目でこのクオリティ。
3部作は製作陣変わらずでやり遂げる事に
なるとは思いますが、
「閃光のハサウェイ」以降のガンダム映画を
担当する事になる製作陣にはとんでもない
プレッシャーになる事は間違いないでしょう。

おしむらくは次作がいつになるかわからない事。
流行病のせいでオーストラリアロケができない
からとの事ですが、早く世界が落ち着ついて
続きが観れる事を切に願います。
この記事へのコメント: