フォードvsフェラーリ

「フォード vs フェラーリ」鑑賞。
フォードvsフェラーリとなっていますが、「現場のブルーカラーvs現場の事はなにもしらないスーツ野郎ども」な
話でした。
若手イケメン俳優としてスタートしたマッドデイモンがいい感じに熟成された中年中間管理職、
腕と技術は一流、ただ空気を読むとか、周りに合わせる事がまったくできないドライバー役のバットマンこと
クリスチャンベール。
ルマンで優勝するというのが目的なのに、上層部は社長の意向にそう事が目的となる
というどこの会社でもある話が実はメイン。
よくありますよね、本当に必要な事ではなく上司を説得&ハンコをもらう為の稟議書やらプレゼン資料を
作るのがメインの仕事となり、その上司もそのまた上の人間にハンコをもらう為に仕事をするというね。
中間管理職的な位置のマッドデイモン演じるチーム監督が大人の対応&駆け引き、
時には大胆な行動でドライバー役のクリスチャンベールと自分のチームを守る為に
耐えて耐えて終盤のルマンでのレース終盤に無茶苦茶言ってくる副社長に
「うちのドライバーに近寄るな!!!」
控えめに言って最高でした。
現場監督 VS スーツ野郎で思い出したのは
スターウォーズ新3部作。
エピソード9を観終わってから知ったんですが、
この三部作どういったストーリーにするか、監督は誰にするかは
エピソード事に場当たり的だったとか。
おまけにEP9では監督に知らせず勝手にカットまでしたとか。
そんな事があった為、EP7で高評価→EP8で世界観ぶち壊し→EP9その修復に徹した
というちぐはぐなものになってしまったんですって。
ディズニーさん、なにも全て監督の言う通りにしろとはいいませんが42年の歴史と熱狂的なファンがいる
作品なんだからもう少し敬意を払って下さいよ!「スーツ野郎ども」