やっと土曜日がきました。
今日は製作自体は2016年年明けにしていたんですが、
記事にするのがめんどくさくて放置していた
タミヤペインティングブースⅡ改造(クワッド化)について
書いてみます。
模型関係で良くあるネット上の質問に
エアブラシ使用するならペインティングブースはあった方がいいですか?
買うなら、タミヤペインティングブース or クレオス スーパーブースがいいですか?
既成品を買うより自作がいいですか?
ちゃんと吸い込みますか?
などなど
結局自分は自作はさすがに無理→シングルよりツインがいいだろうという事で
タミヤペインティングブースⅡを購入して使用しています。
使ってみてちゃんと吸い込むし、音も許容範囲内だったんですが、
唯一不満に思っていたのが、
フィルターとしているスポンジの清掃がとても大変な事

筐体についているネジをはずさないと


フィルターを取外す事ができません。
掃除機の細口を突っ込んで清掃していたんですが、
だんだん我慢できなくなり、改造をしてみる事にしました。
目標は
・スポンジフィルターの変わりに市販の換気扇フィルターを使えるようにし
吸い込みが悪くなってきたら簡単に交換できるようにする。
・できるだけ吸引力を高くする
まずは換気扇フィルターを使えるようにする方からとりかかりました。

スポンジを全て外すと、シロッコファンの前に設置されている整流板が出てきます。
タミヤさんいわくこの整流板によって満遍ない吸い込みを実現との事ですが、
ネット上でも多数ある定番改造で、とりあえず

とっぱらいました。
こうする事で吸引力もあがるようです。
それはそうと初めてまじまじとシロッコファン見る事ができましたが、
結構、塗料の粒子が貯まってました。

ツールクリナーを付けたボロ布でふけるだけ拭いておきます。
次は吸引力を上げる方法を検討します。
ネットで色々調べると
1 換気扇の位置による違いで「吸い出し型」と「押出し型」がある
吸い出し型は簡単に言うと壁に設置している換気扇に吸い出してもらう形式
とにかくミストを外に放出するという事であればこちらの方が性能がいいそうです。
環境的に許されるならフィルターもなにもない換気扇に直接吹き付けるようにするのが
一番確実で簡単にミストを排出できる(らしい)
押出型は塗装ブース側にファンをつけ、吸い込んだミストを押し出す事で
外部に放出する形式だそうです。
換気扇でもいいようですが、通常はシロッコファンという吸い出すというより吸い込んだ空気を
押し出す能力に優れたファンが使われ、タミヤのペインティングブース等の
一般的に売られている塗装ブースもシロッコファンが使われています。
タミヤのブースはシロッコファン
シロッコファンの吸引力を上げるには
1 そもそも論でもっと吸引力があるファンに変える
2 ファンから外への排出口まで、できるだけストレートで短い距離にする=排気抵抗をできるだけ排除する
まずは1から検討
検討といいつつ即却下
ミニ四駆のように簡単に交換できる
タミヤペインティングブース用ハイパワーシロッコファン!
とかないんで(笑)
ただ自作ブースを作られている方などの中に
こういった換気扇用のシロッコファンを利用されている方の
塗装ブースを見ると、これ2個使って自作すれば
「僕の考えた最強の塗装ブース」ができるのでは
妄想だけはしてしまいましたが(笑)
2の排気抵抗を極力減らすを真面目に検討

写真にある黒いホースがペインティングブース用の
フレシキブルホースです。
先端に窓枠に差し込むアダプターが付けられたりと
それなりに考えられてはいるんですが、
フレシキブルといいつつ結構硬かったりして
使いづらいとも思っていたので、
今回の改造を機に口径の太いものに変える事にしました。

シロッコファンの排気口にすき間テープを貼り

ホームセンターで見つけた塩ビパイプ用の
75mm→100mm口径変換アダプターを取り付けすき間を
アルミテープをべたべた付けてすき間をなくします。

この変換アダプターですが、たまたまホームセンターで見つけたという事と
ホームセンターで売っているアルミダクトで良さ気な太さが100mmだったので
この75mm→100mmにしましたが、

アルミダクト自体が思っていたより重量があり、
かなりぐらつくものになってしまいました。
一応アダプター部に針金での固定もする形で
使ってますが、取り寄せか通販であれば
シロッコファンの排出口にピッタリの口径→100mm
という口径変形アダプターはあると思うので
その方がぐらつきもなく、すき間もピッタリ埋められるはずです。
とりあえずこれで口径は太くなりパイプないの抵抗は
減ったはずです。
ちなみに塗装ブースとかシロッコファンで検索かけていて、
知った知識なんですが、こういったパイプないの空気の流速を
上げるにはパイプ内の空気の流れる面の面積を増やすといいそうです。
具体的にはパイプ内に

こんな感じで板を取り付けると空気は壁に添って流れる性質から
流速が上がるそうです。
今回ググッて色々見ると流体力学って
かなり面白いです。
生まれ変わったら死ぬほど勉強して
フェラーリの風洞実験室で仕事ができるようにしよう!
とか思ってしまったりして(^_^;)
そんな妄想をしていたらふと
最初は排気抵抗を減らす=パイプ径をでかいのにすれば
いいとしか考えていなかったのが、
パイプ内に板を増やせば流速が上がる→流速が上がる?→
流速を上げればいいんじゃね→流速を上げよう!
となり、アマゾンで換気扇とかシロッコファンとかで検索していると
アルミダクトに取り付けられそうな換気扇を発見!


とりあえず1個だけ購入

100mmのアルミダクトにピッタリ取り付ける事ができました。
という事でもう1個購入する事決定。
これでツインファンがクワッドファンになる事決定!!
(こんな感じで換気扇をどんどん増やしていけばトランザムもできるようになるはず・・・)
ちなみにちょっとびっくりしたんですが、
電源を入れれば当然このトイレ用換気扇中間型は
ファンが回って排気の流速が上がるのは予想通り
だったんですが、電源を入れなくて取り付けただけでも
アルミダクトから出てるくる排気風の流れが早くなりました。
流体力学って置くが深いですね(笑)
うーん本当はこのクワッド化の記事は分割しないで
一気に書き上げる予定だったんですが、
かなり長くなってしまったので続きは明日書く事にします。